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スクエアタープ
2006 / 08 / 08 ( Tue )
ちと風に弱いが広くて開放的なスクエアタープ。
スクリーン付きは年中キャンパーの必需品です。
 …風があっても楽に安全に立てたり、倒したり…


squaretarp4.jpg


無風で2人以上ならどんなやりかたでも立ちます。
でも、風があるときに一人で安全にピンと立てるにはコツが必要。
squaretarp1.jpg

1.タープの立ち上げ方
(a)地面にタープ本体をピンと張って長方形に置く。
(b)長方形の4隅にそれぞれペグPを打って固定する。
(c)長いポール、短いポールをそれぞれ図のように地面に置く。
 こうすると、簡単にロープの角度を理想とされる45度にできます(^^)v短いポールをきちんと対角線上に置くのもピンと張るためのポイントです。
(d)ペグとロープを必要数だけ各ポールの近くに置いておく。
(e)ペグ①~⑥を各ポールの根元の近くに打つ。③’と③”、④’と④”は大体60~70度の角度になるようにするのがポイント。
(f)風の向きを見て、風上の短いポールを立て、ロープを少し緩めに張る。(②方向から吹いているなら②から立て、次に⑥か①を立てる)
風が強くてあおられそうな時はタープ本体の(立てるポールの)反対側の隅あたりに重いもの(例えばクーラーボックス)を置いておくと安定する。
(g)風下側の短いポールを立て、素早くロープできつめに張る。(一人のときは風上側のポールを倒さぬように本体の布を引きしごきながら風下側に移動)
(h)風上側の長いポールを立て、ロープを緩めに張る。
(i)風下側の長いポールを立て、ロープをきつめに張る。
(j)全体のバランスを見ながらロープをきつくして出来上がりv(=∩_∩=)
 タープ天井にロープの引っ張りシワが出来なければ上手く張れた印。

※ロープの(天井側)の端はポールの先に引っ掛けやすいように、予め輪結びにしておくと便利。

※ペグの打ち方
ペグは地面に垂直ではなく、ロープの張りと直角になる感じで斜めに打ち込むのがgood。
ペグは、上記(e)の段階では少し浅めに打っておき、(j)でロープを最終的に締めこんだら、ペグの頭が地面に少し出る程度まで深く打ち込む。

※短いポール側も各2本のペグを打ってロープを合計12本にするとかなり風に強くなります。

※ペグを打つ代わりにカーサイドジョイント(車の雨どいに固定)などを使ってロープを固定
 (①②又は⑤⑥)するのも便利ですy(^ー^)y
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※風が強くて張りにくいときには風上側から短いポール、長いポール、短いポールの順番に張る。もっと強風で危険と感じたら張るのをあきらめる勇気も、、、

2.畳み方
(1)倒し方
(a)タープの内部のものは全て撤去し、スクリーンのジッパーを全て下ろして閉じておく。
(b)風下側のポールから全てポールを倒して抜く。
 抜いたポールは布やスクリーンを引っ掛けて破らない場所にまとめる。
 ペグは抜かず、ロープもペグの傍に置いたままにする。
 ペグは抜いてしまうと草の中などで紛失しやすくなる。目印になるようにロープも付いたままにしていくのがグッド。
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(2)本体の畳み方
(a)本体を広い場所に移す。汚れないように乾いた草の上などが良い。地面が濡れている時はグランドシートなどの上がグッド。
(b)天井布が下側になるようにしてピンと四角に地面に広げる。
(c)長辺側のスクリーンを出来るだけシワが出ないように天井布の上に畳む。風であおられそうな時は重いものを天井布の4隅に置いておくと扱いやすい。
(d)短辺側のスクリーンを天井布からはみ出した三角形になるようにピンと張り、その形を出来るだけ崩さないように天井布の上に折り畳む。
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(e)短辺側の中央で折って重ねる。
 (長辺側でも良いが、一人の時は短い短辺側が扱いやすい v(・_・) )
(f)長辺側の中央で折って重ねる。この状態で上に重しを置いておく。
(g)ポールを折り畳んでポール袋に収納する。
 …無風のときは倒した直後でも良いが、風があるときは本体の処理を優先。
(h)ポール袋の長さと大体同じになるように本体の長辺側か短辺側を更に畳む。
(i)ポール袋を本体の片側の上に置き、巻き寿司のように本体を巻いていく。
 空気を追い出すようにゆっくり巻くのがポイント。
20060829122657.jpg

(3)収納
(a)タープ収納袋を巻き寿司の上に被せるようにして袋に収める。
 …本体を持ち上げて地面の袋の中に入れるのはほどけて扱いにくい。
(b)ペグを抜き、ロープも一本づつ巻いてペグ袋にいれ、タープ収納袋に収納する。
20060829122708.jpg

 これで完了 y(^ー^)y
 ※写真の実演者は紀伊国屋煎兵衛さんでした。ご協力感謝<(_ _)/

3.その他
(a)ペグ:年一回やバックパックキャンパーはともかく、年数回以上のオートキャンパーはタープ付属のプラや細い金属棒のペグではなく、しっかりしたのを買うのがお薦め。打ち込みやすく、しっかりグリップ、しかも抜きやすいという夢の世界が実現(* ̄(エ) ̄*)
 私は通常はスノーピークのソリッドステーク20(20cm、一本300円位)を愛用してます。(写真左から3番目)
 雨や悪地面用に小川の鍛造27cm(廃盤品。写真左から2番目)も併用してます。砂地はもっと長いのが良いです。(写真左端)
20060829122803.jpg

(b)ロープ:付属のロープが細すぎる場合はロープも太いもの(直径4mm以上…写真右から2番目)
を買うのがお薦め。ロープを留める自在もプラ製は割れることがあるのでアルミ製がグッド。
20060829122813.jpg

(c)ペグ用ハンマー:プラ製ペグはプラハンマーやむなしだが、金属製ペグなら100均のカナヅチがグッド(3000円弱もする高価な専用品は使ったことありません(~_~;))。
(d)雨対策:
 天井に雨水が溜まりやすい。昼は人がいるからともかくともかく、朝起きてみると夜に降り出した雨で倒壊していることもΣ(=д=ノ)ノ
 サイド(短いポールと短いポールの間の巻き上げたスクリーンを留める輪を利用)に補助ロープをつけて地面側に引っ張り、屋根をV字にして雨が流れるようにしておくと大丈夫。
 補助ロープがないときには500ccか1リットルのペットボトルに水を入れ、口金の部分に針金を巻いてぶら下げれば同じ効果y(^ー^)y …これ、ホームレスさんのお家を見て学んだ技です。
20060918215128.jpg


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